回答に関する解説 |
1 部分痩せは可能です |
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答えはNOです。 |
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基本的にはNOです。
脂肪の落ちて行く順番は一人一人違っていて、産まれた時から決まっています。
ですから希望した場所の脂肪だけを取ると言うのは基本的には出来ません。
ただし、脂肪は取れませんが、見た目に締まって見せる事は可能です。
ただ脂肪を取るのではなく、希望する所の筋肉を付ける事で締まって痩せた様に見せる事が出来ます。
これがシェイプアップです。
あとセルライトと言うのもありますが、これも部分痩せと言うのとは少しニュアンスが違うので、これはまた別の機会にお話しします。 |
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2 筋肉を付け過ぎると、太った時に筋肉が脂肪に変わるので、
あまり筋肉を付けない方が良い。 |
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答えはNOです。 |
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運動をしないと筋肉は細くなりますが、脂肪に変わるわけではありません。
筋肉は筋線維で構成されています。
運動をして筋肉に運動刺激が与えられると、筋線維はそれぞれが太くなるため筋肉も太くなります。
運動を止めてしまうと筋線維はそれぞれが細くなるため、筋肉のボリュームは減少し細くなります。
同時に筋肉の基礎代謝量低下分と運動消費量分がカロリーオーバーとなり、脂肪が血管、皮下、内臓等の体内に蓄積され体脂肪率が増加します。
ですから見た目に、さも筋肉が脂肪に変わったように見えるだけです。
筋肉を付ける事で基礎代謝を上げる事が出来き、痩せ易い身体を作る事が出来ますので、食事制限だけではなく運動も加える事をお勧めします。
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3 スイミングなどプールでの運動は、身体が体温の流出を防ごうとして脂肪が付き易くなるからプールは好ましくない。 |
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答えはNOです。 |
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基本的にはnoです。
ただ、身体が体温の流出を防ごうとして脂肪が付き易くなると言うのは実際にあるようで、この部分は間違いではないでしょう。
ただ、プールの中で動かずに浸かった状態、また動かずお喋りばかりされていたりすると上の様に脂肪が付く場合も考えられますが、
プールでしっかり運動をされた場合は、それ以上のカロリー消費をしています。
特に水の中は陸上と違い、全てに負荷がかかりますので理想的な全身運動になります。
その利点を使ってしっかりと運動さえすれば、運動効果は得られます。 |
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4 女性の場合は、あまり痩せ過ぎるとホルモンのバランスを崩すなど、悪影響が出るので痩せ過ぎも良くない。 |
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答えはYESです。 |
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女性の場合、男性よりも体脂肪率は多くなっています。
男性の場合は20%を超えると軽度肥満になりますが、
女性の場合は25%を超えて軽度肥満となります。
それは何故かと言うと、男性には無い「子供を産む」と言う機能が女性には備わっているからです。
子供を産む事と体脂肪の関係は長くなるので省かせて頂きますが、
それほど脂肪と言うのは女性にとっては必要な物だと言う事を頭に入れておいて下さい。
ちなみに、女性の場合は体脂肪が15%以下になるとホルモンのバランスが崩れ、時には生理が止まる事さえあります。
ですから、むやみに体脂肪を減らすような事はせず、
健康的なダイエットを目指して頂きたいです。 |
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5 水はカロリーが無いので「水を飲んでも太る」と言う事はありえない。 |
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答えはYESです。 |
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水単体で考えればカロリーはありません。
太ると言うのを「体脂肪」と考えれば、カロリーの無いものを摂った所で太る事は考えられません。
問題なのはむくみの方だと思います。
身体は、生きて行く上で塩分も必要とします。
そして、体の塩分濃度はほぼ決まっており、足りなかったら補おうとし、
逆に多いと塩分濃度を薄める様に働きます。
その薄めるのが喉の渇きに繋がるのです。
塩分を取り過ぎると、身体は塩分濃度を抑えようと水分を必要とし喉が乾きます。
そして、水分を補給するのですが、
結果、塩分濃度は薄くなりますが、
その時の水分が体に残りそれがむくみとなるのです。
これを予防するのは、水分を控えるのではなく、
塩分の取り過ぎを控えるようにしましょう。
塩分が少なければ、塩分濃度は正常に保たれ、必要以上の水分を体に残す事はないのですから。
後、水だけだとカロリーはありませんが、
ジュース類は意外とカロリーがありますので、気を付ける必要があります。 |
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6 食べなければ痩せるのだから、朝を抜くなど1日2食にすれば良い。 |
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答えはNOです。 |
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摂取カロリーを気にして、朝食などを抜く人が多いようですが、これは結果として太り易くしています。
その理由として、空腹の時間が長いと脳は飢餓状態を感じ、食べ物が入って来た時に、吸収力を高める様に働き、かえって体脂肪を溜め込んでしまうのです。
そして、食事の間隔を空ける事で空腹感が増し、その反動で残りの食事をまとめ食いしてしまう事も…。
本当でしたら、1日の食事の総カロリーは変えずに、食事回数は5回ぐらいにした方が良いと言う人もいます。
その方が、脳には「常に栄養は入って来るんだ。」と思い込ませる事が出来、吸収力を下げる事が出来るのだそうです。
ただ、朝・昼・夜と言う人間の作り出した食事のサイクルと言うのが社会にはあり、それを崩すのも難しいものです。
ですから、最低限1日3食をきっちり取ると言う食習慣を身に付けましょう。
ちなみに力士などは、効率良く太る為に食事は1日2回だそうです。 |
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7 お腹周りの脂肪を減らすだけなら、腹筋さえやっていれば良い |
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答えはNOです。 |
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腹筋運動でも、間接的ですが脂肪を減らす事が出来ます。
しかし、腹筋運動は消費カロリーが低く、集中的に鍛えてもそれほどの運動量にはなりません。
それよりも効果的なのは、直接的に脂肪をエネルギーとして使う有酸素トレーニングです。
ウォーキング・エアロビクス・水泳など長時間続けられて体全身を動かす有酸素運動の方が脂肪は落ち易くなります。 |
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8 ビール腹と言う様に、ビールなどアルコールは太る原因である。 |
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答えはNOです。 |
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アルコールはエンプティーカロリーと呼ばれ、その名の通り摂取してもすぐに熱として放出されてしまうカロリーです。
例えばビール大ジョッキ(約250kcal)のうち体に残るのは1/3程度と言われています。
ですから適量の飲んでいるのであれば心配するほどの事は無いのです。
ただ、問題なのはおつまみの方。
アルコールは食欲増進作用があり、ついつい食べ過ぎてしまいますし、
吸収率も高くなってしまいますので、食べた物が脂肪になる確率も高くなります。
ですから、アルコールよりもその時に一緒に食べる物に気を付けられた方が良いかもしれません。
ただ、アルコールのカロリーが、いくら「体に残るのは1/3程度」と言っても、
飲み過ぎてしまえば、結果は同じです。
何でも適量と言うのを心がけましょう。 |
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9 運動の時には、たくさん汗をかく為に厚着をした方が効率が良い |
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答えはNOです。 |
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サウナスーツを着るなど、運動中に汗を大量にかくような服装を着用し、普段より多く汗をかけば爽快感は得られるでしょう。
しかし、運動中、衣服の中の温度がどんどん上昇し、熱中症や脱水症状もたらすと危険性が増します。
また、そう言う状況で運動を続けても集中力やパフォーマンス性も落ち、せっかくの運動効果が半減されます。
実際、「汗をかけば痩せる」と言う考えを持ってること自体問題で、、
汗が出る理由は、体の体温を落とす為に汗をかくのであって、
運動=汗をかく=痩せる
ではなく、
運動=脂肪燃焼・体温上昇=汗をかく=痩せる
となり、単に汗をかけば痩せると言う考えは改めた方が良いでしょう。 |
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10 ダイエット中の間食は、量さえ考えれば別に問題はない。 |
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答えはYESです。 |
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ダイエット中でも適度な量であれば、間食を摂る事は問題ありません。
逆にエネルギー不足の状態で運動などをすると、低血糖状態になり、脳の働きが低下します。
そうすると、集中力も落ち、運動の効率も落ち、運動効果が半減される事もあります。
空腹な時は、脳のエネルギーになるブドウ糖を多く含んだ食品(飴など甘い物)を適量摂りましょう。
問題なのは、必要以上のカロリーを摂取する事が問題である事をもう一度認識してください。 |
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11 運動中は、水太りを防ぐ為にも水分は控えた方が良い。 |
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答えはNOです。 |
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汗を流すと血液の流れが滞り、筋肉中に乳酸が溜まって、動きの調整が機能しなくなります。
水分を取ることで、血液の流れを良くし、筋肉の活動も促してくれるのです。
水分を取らなければ、筋肉が痙攣を起こして、脱水状態を招くのでかえって危険です。
「喉が渇いたな」と感じた時には、すでに水分不足の危険信号が点滅していますので、運動中はコマめに水分補給を摂る様にしましょう。
ただし、一気に飲み干すのではなく、少量づつ飲んだ方が、体がスムーズに水分を吸収して行きます。 |
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12 ダイエットを成功させたければ、食事だけでなく運動も必要である。 |
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答えはYESです。 |
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ダイエットを成功させたければ、運動・食事・睡眠の3つの要素が必要で、どれか一つでも足りないか、バランスが悪いと、
効率の良いダイエットは難しくなります。
特に食事だけのダイエットに頼った場合、摂取カロリーの不足分を身体は体内から補おうとして、筋肉が小さくなり基礎代謝量が低くなったりします。
そうすると、身体は体質として太り易くなり、何かの拍子に食事量を増やすとリバウンドが起きたりするのです。
確実にダイエットをしたいのであれば、食事での摂取カロリーを下げるのも当然ですが、痩せ易い体質に変えて行く為に運動も並行して行う事が必要でしょう。 |
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13 早食いはダイエットの失敗のもとだ! |
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答えはYESです。 |
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早食いは「大食い」のもとです。
脳の視床下部に、過度の食欲を制御する満腹中枢と言うものがあり、1回の食事を30〜60分かける事によって、ここから「お腹が満腹になった!」と言う指令を受けるのです。
それが早食いをしてしまうと、どれだけ食べても満腹感が感じられず、過食を引き起こしてしまうのです。
つい食べ過ぎてしまう人は、テーブルに出ている物を良く噛んで、
時間をかけて食べると言う事を心がけて下さい。 |
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14 1日の食事で一番重要な食事は朝食である。 |
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答えはYESです。 |
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朝食には2つの役割があります。
1つは、前の晩や睡眠中に消費されたエネルギーの補給です。
身体や脳がエネルギー不足になると活動が不十分になります。
2つめは、脳の働きを良くして代謝を活発化させる事です。
朝は代謝が落ちていますので、しっかり朝を食べる事で、胃が活動をはじめ、血液の流れがスムーズになり、代謝も上がってくるのです。
それだけで1日の消費カロリーに差が出ます。
効率の良いダイエットの為、また日々を充実させる為にも、朝食抜きの生活は避けましょう。 |
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15 「寝る前に食べると太る」は本当だ。 |
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答えはYESです。 |
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人間の体は、交感神経と副交感神経と言う2つの自律神経によって、分泌腺・血管・内臓などが支配される様になっています。
その内、交感神経は精神興奮や運動に際して、唾液を分泌し、血圧・血糖を高め、血液を筋肉・脳に集めるなど、おおむね全身の活動力を高める働きをします。
それとは逆に、心臓拍動の抑制,消化器機能の促進などの作用をする様に働くのが副交感神経で、
昼は交感神経、夜は副交感神経が主に働くようになっています。
つまり、夜寝る前に食べると、身体は副交感神経が働いており、消化器機能の促進などの作用から、食べた物の吸収は高まり、
食べた物の多くは脂肪として蓄えられる事になるのです。
ですから寝る前の食事は出来るだけ控える方が良いでしょう。
ただし、吸収の良い状態を利用し、サプリメントなど早く吸収させたい物などは、寝る前に摂取すると効率良く吸収されます。
その辺は、体の機能を良く理解し上手く利用してみましょう。 |
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16 基礎代謝とはウォーキングなどの軽い運動時のカロリーの事を言う。 |
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答えはNOです。 |
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基礎代謝とは人間が生きていく上で最低限の生命維持にかかわる消費カロリーの事を言います。
これは筋肉量とも関わっていて、筋肉が減ると基礎代謝も減る事になります。
つまり、「以前と摂取カロリーが同じでも肥満して行く」と言うケースもありえると言う事です。 |
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17 「ごはんは太る」と言うのは本当 |
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答えはNOです。 |
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本当にごはんは太りやすい食べ物なのでしょうか?
いえいえ、それはまったくの誤解です。
最新の研究結果によると、『ごはんは大量に食べ過ぎない限り体脂肪になりにくい』という報告がなされています。
しかも、大腸内では、食物繊維のような働きをするので、便秘・大腸がん・糖尿病・動脈硬化などの予防にも効果があるとのこと。
「パンや麺類を食べるとすぐお腹が減ってしまう」という経験はありませんか?これは、小麦を粉にしてから加工したパンや麺類が消化されやすいという理由からです。
一方、ごはんは米を粒状のまま調理するので、消化されにくく腹持ちが良いのです。
また、ごはんはいろいろな食品と組み合わせやすいため、バランスの良い食事が摂れるという利点もあります。
そう考えると、ごはんは過食を防ぎ、さらには現代の生活習慣病をも防ぐ最も健康的な主食と言えるでしょう。
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18 BMI(Body Mass Index)とは、厚生省が提唱している体格指数のことです。 |
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答えはNOです。 |
BMI(Body Mass Index)とは、日本肥満学会が提唱している体格指数のことです。
ちなみにBMIは次の式によって求める事が出来ます。
BMI = 体重(kg)÷(身長(m)×身長(m) )
例:身長158cm、体重52kgの場合
52÷(1.58×1.58)=20.83
また、BMIによる肥満の判定の目安は以下の数値によって調べる事が出来ます。
〜19 やせてる / 20〜24 普通 /
24〜26.4 太り気味 / 26.4〜 太ってる
ただし、この計算式もあくまで体重と身長によっての計算式ですから、
あくまで目安としてお考え下さい。
本当に太ってるかどうかは、体脂肪率での数値が本当の意味合いでの数値になり、
ダイエットの目的は体脂肪を減らすことであって、体重を減らすことでは無いと言う事をもう一度頭に入れておいてください。
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19 ダイエット中でも油の摂取は必要 |
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答えはYESです。 |
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油には、脂溶性のビタミンEが含まれていますし、
またそれは、お肌のすこやかさを保つカロチンの吸収を助ける成分でもあります。
ですから、油分の摂取も身体にとっては必要なのです。
問題なのは、あくまで「とり過ぎ」が問題なのであって、適量の油分は摂るようにしましょう。
ちなみに、一日に最低小さじ3杯程度の油は使うようにしましょう。 |
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20 野菜サラダは低カロリーだから気にせずに食べて良い。 |
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答えはNOです。 |
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確かに野菜サラダは低カロリーです。
ですが、やはりカロリーがある訳ですから、大量に食べれば太る原因にもなります。
また、野菜のカロリーが低くても、 ドレッシングによってはカロリーの高いメニューになってしまいます。
ドレッシングはマヨネーズより、あっさりとした和風ドレッシングなど低カロリーの物を使用するよう心がけましょう。 |
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21 基本的に女性もダンベル・チューブ等でトレーニングをすればマッチョになる。 |
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答えはNOです。 |
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個人差は多少あるものの、男性と違い女性の場合は、女性ホルモンの影響で筋肉が大きくなる事はなく、細く締まった筋肉になる場合が多いです。
特に、ダンベルやチューブ等の比較的軽い負荷でのトレーニングを行えば、なおさら大きくはなりませんのでご安心下さい。
女性のトップビルダーの方達は、計算された食事管理と、ハードなトレーニングによって出来たもので、
普通の方があれ程の筋肉を作るのは、相当努力をされないと難しいでしょう。
ちなみにトレーニング法によっても筋肉の付き方は変わりますが、
トレーニング法に関しては、スポーツクラブなどのトレーナーと相談された方が良いでしょう。 |
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22 ラベルに「93%ファットフリー」とありますが、これは総カロリーの7%が脂肪と言うこと? |
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答えはNOです。 |
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この表現はその商品の総重量の93%は脂肪でないことを示しています。
つまり、200gのぎゅうにゅうであれば7%の14gの脂肪を含み、126kcal(1g当たり9kcal)
が脂肪で、牛乳の総カロリーの60%近くを占めると言う事になります。 |
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23 ライトオリーブオイルは普通のオリーブオイルと同じ脂肪分である。 |
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答えはYESです。 |
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「ライト」と言うのは、その香や味を示し、カロリーではありません。 |
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24 缶詰や冷凍のフルーツや野菜は、生の物より栄養価が高い? |
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答えはYESです。 |
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冷凍や缶詰の野菜やフルーツはその最も旬な時期に加工するので栄養価が保存され、
生の野菜より栄養価が高い場合が多く、特に冷蔵庫などに長く放置された野菜はかなり痛んでいます。
缶詰は、その栄養成分が汁に溶け出しているので、これも上手に活用しましょう。 |
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25 ほとんどの女性は鉄分のサプリメントを摂ったほうが良い? |
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答えはNOです。 |
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確かに平均的に不足しているのは確かですが、必ずしもサプリメントが必要とは限りません。
また、鉄分をサプリメントで取りすぎると、カルシウムや他の栄養素の吸収を悪くするので、
不足しているかどうかを医者に確かめてもらってから補充しましょう。
ただ、確認頂きたいのは、サプリメントはあくまで補助として摂取するのが目的で、サプリメントに頼り過ぎないようにしましょう。 |
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26 ナッツ類は、ダイエットをしている時も間食に適している? |
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答えはYESです。 |
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ナッツ類は量さえ控えれば素晴らしい間食です。
スプーン3杯のカシューナッツで4gのプロテインが摂れ、マグネシウム・鉄分・亜鉛・なども豊富です。 |
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27 食事制限だけで減量を行った場合の変化として、最も可能性の低いものはどれか?
a. 除脂肪体重が減少する。
b. 最肥満の可能性が減少する。
c. 感染症に対する抵抗力が低下する。 |
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答えはbです。 |
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食事制限の程度にもよりますが、一般的に行われる事が多い1日当たり250〜500kcalの
食事制限では、体脂肪と除脂肪組織がほぼ同じ割合で減少する事が確認されています。
食事制限が厳格であればあるほど、体脂肪ではなく、除脂肪組織の割合が大きくなります
除脂肪組織とは、体脂肪以外の骨格筋、内臓や骨などの組織です。
肥満の判定基準である体脂肪率とは、体重に占める体脂肪の割合の事ですから、
食事制限によって体脂肪が減少したとしても、同時に除脂肪組織が減少減少したのでは、
結果的に体脂肪率はほとんど減少しない事になります。 |
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28 食事制限で減量を行う際の注意点として、、誤っているものはどれか?
a. 体内での脂肪の消費が順調に行われる様に糖質は充分に食べる様にする。
b. 筋肉が痩せるといけないので、たんぱく質は十分に食べる様にする。
c. 脂肪の処理能力を高めて体内の脂肪の消費量を増加させるためには脂肪は十分に食べる様にする |
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答えはcです。 |
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体内で脂肪をエネルギー源として、消費するためには、必ず糖質かたんぱく質を同時に消費する必要があります。
食事制限で糖質も制限してしまうと、骨格筋などのたんぱく質を分解して糖質の代りに消費するようになる為、筋肉が痩せ細ってしまいます。
そこで、食事制限を実施する場合でも、糖質は十分に食べる必要があります。
しかし、食べ過ぎてはいけません。 |
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29 次の中で、単位重量当たりのエネルギー含有量が最も多い脂質はどれか?
a. ラード
b. オリーブオイル
c. 3つとも同じである。 |
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答えはcです。 |
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厳密には違いがあるかも知れませんが、いずれも1g当たり約9kcalであり、実質的な違いはありません。 |
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30 栄養素に含まれるエネルギー量の値として、誤っていると考えられるものを1つ選べ。
a. 脂肪は1gで約9kcalの熱量を持っている。
b. 糖質は1gで約4kcalの熱量を持っている。
c. たんぱく質は1gで約6kcalの熱量を持っている。 |
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答えはcです。 |
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脂肪は1gで約9kcal・糖質は1gで約4kcal・たんぱく質も1gで約4kcalの熱量を持っています。
アルコールは1gで約7kcalの熱量を持っています。
ただし、これらの数字は化学の実験で使われる純粋な実験の値です。
これに対して、人の体内にある脂肪や糖質はさまざまな種類が混じっているので、多少これらの値とは事なってきます。 |
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